お て て

吉野家で食事。
牛鍋丼を注文する。


パクパク、ムシャムシャ、モ〜グモグ。


お会計お願いします!


僕、500円玉を渡す。


店員、お釣を渡してくる。



ピチャーン。



10円玉が空いた丼に落ちる。
汁まみれ。
僕、拾う。
僕の指、汁まみれ。


店員、謝る。
ペーパーナプキンで10円玉を拭いてくれる。






ここまでは良い。
問題はここからです。
僕の指も汁で濡れています。
店員と目が合い、「指も拭いてくれるんだろうな」と察する。
そこで一言。



「あの、おてても・・・。」



おてて(笑)
手を丁寧に言おうとしたけれど、パニック状態だから変になっちゃったのだ。


店員も「おててって何や、おててって。」みたいな顔をしている。
僕は対応しきれなくて、普通に「あ、すんません。どうも。」って言っちゃいました。
後悔。



もっと言い様がなかったのか。
店員が救われるような一言。
「あ、すんません、どうも。」を明るく言えば良かったのか?
んー。



店を出るまでの気恥ずかしさが忘れられない。